2001年小学二年生4月号〜02年3月号
2002年小学二年生4月号〜12月号
「やっタネ! カリンちゃん」 ふくやまけいこ


2001年度版小学二年生4月号〜02年3月号

4月号
小ニの赤井りんごは お花が大好きな女子。 誕生日に父からタネ人形をもらう。
父の手紙で これはりんごを守ってくれる人形で 
お日様の光にあてて水をかけるように書かれていた。
タネ人形を持って外に出たところ、多くの近所の人々が りんごの近くに集まっていた。
威圧的にタネ人形を渡すように言われたので りんごは 怖がってその場から逃げた。 人形を奪おうと
追いかける人々をまいて 公園に。 
ブランコにすわり一安心するやいなや 土が盛り上がり 其の中から
モグラのような謎の生物が たくさん出てきた。  囲まれる りんご 
恐怖のあまり 泣き出すと 其の涙が タネ人形に落ちた。
其の途端 タネ人形から植物のつるが伸び 其の先端に大きな花が開き、
「お花パワーで かりんちゃん登場!!」
「カリン」が登場!
カリンは 謎の生物を魔法で撃退する。 
そして りんごに 自分は植物をあやつる
花の妖精カリンと名乗る。
カリンとりんごは 友達になる。



5月号
りんごの近くにチューリップの花が寄ってきた。チューリップの花が開き、
花びらの中にはメッセージが書かれてあった。 
りんごを公園のカリンの家に案内する招待状だった。
りんごは カリン家の中に入ると部屋は散らかっていた。 カリンは掃除が嫌いだった。
りんごにカリンは 公園の謎の生物は モグモグ人であり、 彼らの好物は大人の涙で 3分間 人間を操れる能力があることを 説明する。
さらに ハートシードを持っていることを教えられる。 
それは カリンがハートシードを持っている人間の手を握ると 心の中に持っている花のタネが生まれ、水をかけられると花が咲き 魔法が発動される現象である。
カリンは りんごの手を握るとハート型の種が現れ、水をかけられると 一面に花が咲き乱れた。
6月号




10月号

11月号


12月号



6月号 
ある日 カリンはりんごに自分の通う小学校を案内される。
カリンは兎小屋の子うさぎを そのかわいさに思わず抱きしめる。
その途端 カリンは突き飛ばされる。 
突き飛ばした女子は りんごの同じクラスで子うさぎの飼育係りの山桃だった。
カリンは突き飛ばされたことに怒り、山桃を嫌う。
突き飛ばした理由は 子うさぎは原因不明の体調不良の状態であり、そのため寝かせておいたのにカリンが 抱きしめるという手荒い扱いを止めたいからだった。
りんごは 其の事情を知ると子うさぎの病気を治すようにカリンは依頼するが
わたしは獣医じゃないと拒否される。
りんごは ハートシードで子うさぎの治療を提案。 山桃のハートシードが発動されて 獣医に変身。
山桃は子うさぎに薬を飲ませて 子うさぎは元気を取り戻した。
その時 突然土からモグモグが出てきた。 子うさぎの病気の原因は モグモグが悪い食べ物を食べさせたからで子供達を困らせて子供の涙を得たいというのが目的だった。
カリンは 魔法で モグモグを撃退した。


7月号

プールの授業があるので  カリンは 泳げないりんごを水泳の練習に連れて早朝のプールへ
ところが 水がなくなっていた。
水仙の花の魔法で カリン達が水漏れ箇所を探した先にはモグモグの秘密基地があった。
そこには 子供の涙ほしさに町中の水を奪っていたのであった。
かりんは 誤って モグモグの集めた水の上に帽子を落としてしまい 魔法が使えなくなった。
りんごは 泳げないのに 水の中に入り カリンの帽子を拾い カリンに渡す。
花の魔法で モグモグは 退治される。
池の水は魔法で学校のプールに落としてプール授業が開かれることになったが
池のカエルや植物がプールに混ざっていたため 困惑するカリン達であった。


8月号
こども会のファションコンテストが開かれることに「夏休みプリンセス一等賞」を目指して 
カリン達は はりきるものの
アサガオドレス ひまわりドレスを着ても 植物の性質のため 会場にたどりつけない。
やっとこ ドレスが決まって 会場へ行く途中 すいかを盗み逃げる途中のモクモグと衝突してしまい
ドレスはボロボロ。 モグモグはカリンをみると スイカを残して退散。
追いかけてきた八百屋のおじさんにお礼にとスイカ一個を渡される。
タネを家に残しているので引き返している時間がもうなかった。
そこで りんごの提案で スイカを急いで食べて スイカの種で ドレスをつくる。
無事コンテストで優勝 一等賞をとり その商品はスイカであった。
スイカはもう結構と りんご達は当惑する。

9月号
りんごの夏休み 花壇の世話をするため、花壇に花が一つもないことを発見する。
更に カリン達は 町中の花が消えて、花が山の方向へ移動していることを目撃する。
移動する花の後をついてゆくと 歌の歌うモクモグが。
それはモクモグの計画であった。 歌うことで町中の花をおびきよせて子供が悲しみ、
その涙を得るのが目的だった。
カリンはハートシードを発動させてホウセンカの種で モグモグを退治した。


10月号
りんごは 早朝 窓を叩く音で目を覚ました。
窓をあけると 巨大なチューリップが。 花が開いて 花びらに カリンからの
いますぐ来て!という速達メッセージが書かれてあった。
りんごは チューリップに飲み込まれて 連れて行かれ 
カリンの家の前で チューリップから吐き出されて、家の中にはいった。

そこには 異様な音が鳴り響いていたので 耳を覆うりんご。
それは カリンが 花楽器(花を吹奏楽器のように扱い演奏)を演奏練習していたが
演奏が下手な 為 異様な音が出ていたのであった。
「カリンちゃん 止めて〜」とりんご。

練習する理由は 花の妖精の王様からのビデオレターで 「お花まつり」の日 妖精のつとめとして
妖精の音楽演奏で花を元気にするために  すばらしい演奏をするようにというお達しであった。
そこで カリンはすばらしい演奏ができず リンゴ達に救いを求めたのであった。
りんごはカリンの願いを受けて 演奏の上手い友達に頼んでみると答える。

花祭りの日 りんごの友達がそろって 演奏会が開かれることに。
カリンは演奏はせず 歌を歌うことに。
カリンの歌で りんご達が変身して 楽器の演奏がはじまった。
町中の花が元気になり カリン達の演奏にリズムを取っていた。

11月号

りんごとカリンはカリン家でおやつを食べているとき りんごは 苦手な食べ物は何?と 聞かれ
カリンがキャベツと答える。 すると カリンの足元に一個のキャベツが 転がり込んできた
キャベツが割れてその中から 快活なひとりの女子が飛び出てきた。
「やさいがきらいですってー!!」と。

カリンの妖精学校のクラスメート トマトであった。
「にんじん嫌い」の件で カリンとトマトは 言い合っていた。
家の窓の外から その会話からカリンの苦手はニンジンだと知ったモグモグは 巨大ニンジンで 
カリン達を攻撃。
トマトの「トマトスーパー ベジタシード」により 巨大ニンジンは ニンジンケーキに変えられて
モグモグは退散してしまう。

12月号
カリン家でゲームをしているところに 山桃の木から救助コールが。
カリン家は「お花救助隊」に変身し、現場へ急行

そこでは 爺さんが大木を切ろうとしているところであった。
その理由を尋ねると爺さんの孫が木登りをして 落ちて怪我をしたので 
その木に復讐するためであった。

カリン達はハートシードを発動させて 木と爺さんの気持ちが通じ合わせて 木を切るのを止めさせようとする。
爺さんは 「木に登り 遊んでいる子供」の幻をみて 子供のころを思い出し 木を切ろうとしたのを
後悔する。 そのとき 爺さんのハートシードが発動されて、 木の切り傷が修復され、木の花がさいた。

そのとき 怪我がなおった孫がおじいさんの元へ 怪我の真相を知る。
そして 木登りしたいという孫に木登りの方法を教えることにした。
木にはクリスマスツリーのように花が咲き乱れていた









1月号
カリン家でりんごの友達とともに クリスマスパーティをやることに 
プレゼント交換を行い カリンはりんごの友達のハートシードを発動させ、花を咲かせることに

りんごの友達マリアは 自分の花(アキノキリンソウ)に地味であることに不満をもち、花粉症の原因のひとつであることを知ると 激怒して 家に帰ろうとする。

その時 外に寒さの凍え パーティをうらやむモクモグが、悔しさにパーティをぶち壊してやろうと
恐ろしい虫をバケツに集めて 会場へぶちまけようとして ドアの前にやってきた
その時不意に マリアがドアを開き、モグモグは転倒。 バケツがひっくりかえり 
マリアの花で モグモグは花粉症を引き起こし ひっくりかえったバケツは頭の上に
モグモグは退散し、マリアは モクモグを退散させたアキノキリンソウを少し見直して パーティ会場へ戻り クリスマスパーティが始まった。

2月号
カリンの手伝いに りんごは 何も無い野原に水をまいていた。
その野原にはカリンによりタネがまかれていた。
水をまき終えたりんごは カリンに写真にとられた。
その写真には 一面のお花畑の中でポーズをとっているりんごが写っていた。
カリンのカメラは 未来の様子が写せる「お花カメラ」であった。

そして りんごは カリンを誘ってマリアのバレエ発表会にいくことに。
会場では マリアが怪我しており 発表が危ぶまれていた。
その事情を知ったカリンはハートシードを発動させて マリアの怪我が直り
無事 発表会は終了。
しかし マリアは 自分の力でやりとげた事ではないので後悔し泣き出す。
カリンは 「お花カメラ」でマリアの未来の姿(バレリーナ)を映し出し
マリアをなぐさめる。

3月号
カリンは家に温室をつくった
そこで カカオを育ってて バレンタインのチョコを作ろうとしていた。

バレンタインデー当日 りんごは桜木君にチョコを渡そうとする
そのとき 教室に茶色で太った先生がやってきた しかし いつもと風貌が違うので不思議がる児童たち
チョコの回収を命じたので いやいやながら応じるりんご達。

その時 教壇の中からしばられている先生が出てきた。
偽先生の正体は モグモグで チョコを塗りつけて先生に成りすましていたのだった。

モグモグは回収チョコを持って秘密基地に逃走。
その基地はチョコのお城で 基地を築くためチョコを回収していたのであった。
怒るクラスメートは チョコのお城を食べ始め、カリンの魔法でモグモグは退散してしまう。

りんごは自分のチョコが行方不明になり、へこんでしまう。
桜木君があるチョコをかじるとそこからピンクの花が。

だいすきの文字をかたどったピンクの花が出てきた。
それをみて 桜木君が自分のチョコを食べてくれてると感動する りんごであった。

赤井りんご


2002年小学二年生4月号〜12月号

4月号
小学二年生「赤井りんご」は 花の妖精かりんと友達になる。
かりんは 花があればどこへも移動できる。
りんごは かりんの公園へ案内された。そこで謎の生物モグモグ人に誘拐される
目的はモグモグ人の好物 が子供の涙であること。
しかし りんごの花かざりから かりんが登場し りんごを救助する。

5月号
りんごとかりんは写生大会にいく
そこへ蜂の大群が襲う。
それは モグモグ人の作戦で 蜂に写生大会を襲わせ 蜂蜜と子供の涙をいただくことだった。
かりんに発見されて お仕置きとして 蜂にモグモグ人を襲わせてモグモグ人は退治されてしまう。

6月号
雨の日 りんごはチューリップからメッセージを受け取る
それは チューリップの花びらが開いて その中に カリンから救助を求めるメッセージが書かれ
ていた。
かりんの家にいってみると 家が大きくなっており かりんが家から脱出できなくなっていた。
りんごが中にはいってみると 育った植物が障害物になっており 外へ出れないようになっていた、

たんぽぽの種を下敷きに吸い寄せ ころがる球根をよけたり して かりんに徐々に近づき
最後にりんごは 押し花から かりんを呼びだして 救い出した。

7月号
ある日 道路にたおれている爺さんを助けたのでお礼に短冊をもらった。
 「ササじいさんから100%願いがかなう」短冊をもらう
ところが モグモグ人が横取りしてしまう。
かりんは 短冊を奪い返しりんごの元へ
りんごは 迷い犬を探す少女に 出会い その少女に短冊をゆだねる。 
迷い犬は少女のところへ帰ってきた。

8月号
モグモグ人はかりん退治のため 通販で「頭のよくなる薬」を購入した。
ところが 同士で奪い合いの内 地面に落とし液体が全部こぼれた。
後悔して去ってゆくモグモグ
其の地面からは 謎の生物が誕生する。
いつしか りんごの家に住み着き 生活を共にすることに。
花火大会を見に行くため ホタルブクロの飛行船で 高見の見物することに
花火のかけらが りんご達へ落ちてきた!
身を犠牲にして りんご達の前へ立ちふさがった謎の生物は 飛散してしまった
その正体が お花であることを悟った りんご達であった。

9月号
夏休み 田舎のばあちゃんの家にきた りんご達
裏山へいくため かりんは乗り物として「オオオニバス」を出現させて りんごを乗せて
運転台は 押しボタン式で行先ボタンにより行こうとするが 途中で 「オオオニバス」がこけてしまう
こけた場所はお花畑が広がるところだった。そこには一人の少女が。
そこでしばらくすごしたあと 「オオオニバス」で帰ることに。
田舎のばあちゃんが迎えにきて 一枚の写真をもってきた。
その写真には あの少女が。 それはばあちゃんの子供の時の姿であった。

10月号
もぐもぐ人が町で大暴れしはじめた。チョコボールが奪われ 泣く子供達
その涙が好物のモグモグ人は有頂天
しかし かりんに退治されて、穴の落ちたところを 捕まえようとりんごは網をもってくるが
転んでしまい 其の隙にモグモグ人は逃げ出す。
そこに白いモグモグ人が りんごの怪我の手当てをする。
手当ての方法に心当たりのあることを思い出すりんご
りんごの家の庭に白いモグモグ人が居ることを知り、
りんごは山茶花の花を見つめるモグモグ人に触れた 其のとたん モグモグは
りんごの父になった。
モグモグの正体は 人間?と不思議がるカリン

11月号
父はモグモグ人になった経緯を話し始めた。
南の国で新薬の材料となる薬草を発見したものの 日本に着いた途端になくなっていた。
悔しがった父はいつのまにか 姿がモグモグに。

突然 巨大化したモグモグがりんごの町を破壊しはじめた 
更に町の人々がモグモグ人になっていた

日常の怒りや憎しみの為の モグモグ人に姿を変えていたのであった。
りんごの父母は巨大モグモグに捕まってしまった。
 
12月号
巨大モグモグのため 太陽が遮られ 吐く煙によって かりんは気を失う
りんごはカリンの代わってモグモグ集団と戦おうとするが カリンバトンは作動しない
しかし りんごの願いを届いたのか「ハートシード」が発動して りんごは変身
カリンも復活してモグモグは退治されて 元の人間に。
カリンはパワーを使い切ったため 元の種人形に戻ってしまう。

りんごは種人形を庭にうめて お日様にあてて 毎日水をあたえると
かりんとなって復活した。